11月10日ワークショップ「声とカラダのつながりを楽しむ」

こんにちは +link の山田珠実です。 
11月10日ワークショップ「声とカラダのつながりを楽しむ」@茨木市 終了しました。

ご参加くださったみなさん。ありがとうございます。
ワークの流れをリストに残します。
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1 ひとこと自己紹介
2 空間を歩いて、相手と出会う(ハイタッチOR ホッホッホ)
3 クラップ回し
4 相手を名指して 空間を歩く

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5 ストレッチ、呼吸、ハミングの交換
6 2人一組で声の響きを感じてみる
7 指揮者と歌い手のワーク(2つのグループで)

8 2人一組で変顔を真似し合う。
9 相手の腕の動きに合わせて色んな声を出す
10 3人でジブリッシュ(めちゃくちゃ語)で会話する。
11 ジブリッシュで人が入れ替わるシーンの即興(プロポーズ/借金の申し込み/離婚を切り出す)

12  役柄を設定し、ジブリッシュでシーンをやってみる(お葬式/彼女を紹介するホームパーティ) 

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 今回は茨木市の共催で、20代から70代まで、市内の方にも多く参加いただきました。全体に年齢層が高く、実はほとんどの方が50歳以上。みなさんの悠々と自身を楽しむ様子、それぞれの声と身体に魅了された一日でした。

 印象に残っているのは、6のワークで、パートナーの胸骨と背中に手を当てさせてもらい、声の響きを感じ取っていた時のこと。私は60代(男性)の方と組ませてもらったのですが、胸骨の低音の振動が心地よく、「なんて豊かな声だろう!」と改めて気がついたのです。手で触れていることで、声を聞き取る耳の精度が上がったような気がしました。後から、しまった、参加者全員で列になって並んで、みんなであの骨の振動を体験してもらったら良かったかな、、、。とちょっぴり後悔。日常では他の人の胸の骨に触れることはあまりないですが、機会があったら、誰かにちょっと触らせてもらって、交換すると、自身の声を磨くのにも良いと思います。

 12の即興シーンでは、グループAは「3人の愛人がやってくるお葬式」Bは「レズビアンカップルが彼女を紹介するパーティー」という設定をそれぞれ話し合って決めました。ちょっとした非日常を自由闊達に演じる様子が印象的でした。互いに、相手のグループの設定は知らないままで見せ合ったのですが、具体的なことは分からなくても、ちゃんと面白い。なんのシーンだろうと考えながら見ることで、自然とパフォーマーを熱心に観察するからでしょうか? ジブリッシュで感情や思考が言葉でなく「音声」として、演じられるので、その人の持っているテンポや雰囲気が、そのまま伝わってくるのです。 

 様々な道のりの変化を経て50年60年と生きてくると、「その人はその人以外の誰でもない。」という感じがますます強固です(ちなみに私も50代)。その揺るぎない感じと、こだわりなく自由でいられることは、実は表と裏のようにセットなんだな、きっと。

 アンケートに、「恥ずかしさがとれる瞬間があって嬉しかった」と書いてくださった参加者がいらっしゃいました。いろんなものを貯めて積み上げてきた人生の、残り半分の未来。自分が手放したいものは手放して、必要なものだけ残して、身軽に、広々と楽しむ意欲を強く感じ、私も嬉しくなりました。

 次の講座はちょっと先ですが、1月19日(日)13:00〜15:30 (@茨木市市民総合センター)。「あなた と わたし の違いを楽しむ」というテーマで行います!