『ちょっぴり楽しい明日のための即興演劇講座』2019/2/9 の記録
こんにちは +link の山田珠実です。
・身体にあいさつ〜座骨の確認と 脇のストレッチ
・モモ みかんのゲーム(全員のサークル)
・ビン・バン・ボインのゲーム(全員のサークル)
・出会った人とハイタッチして空間をかき混ぜる
・ハッピーな馬とアンハッピーな馬〜意識と身体の繋がりを確認する
・2人1組で前屈のコツを試してみる
・1 to 10 〜 2人で10まで数えながらチェーンのようにポーズからポーズへ(ペアで)
・tow dots ツードット 〜2人でひとつの顔を描→2人で何かの動物を描く(ペアで)
・インプロにおける『Yes and....』の考え方について、ミニミニレクチャー
・指差し名指し 〜空間をめぐりながら、指差された物の名をひたすら発する →指差されたもを見て全く関係のない物の名を発する
・shared story シェアードストーリー 〜4人でひとつのお話を作る。一人は指揮者3人は語り部。 お題は「不思議な電子レンジ」「泳ぐ まな板」ほか
・振り返り
1回目は「聴くこと」2回目は「伝えること」をテーマに回を重ね、3回目の今回は「誰か一緒に作ること」に焦点をあてた内容でした。
講座が終わった帰り道、子どもの頃、好きだった「しりとり」を思い出しまていした。改めて行ったプランを眺めると、身体でする「しりとり」、色ペンでする「しりとり」、物語を語り継ぐ「しりとり」が並んでいるのに気がつきます。まず相手の「尻」までをちゃんと聴き取って、それから自分が伝える。相手も自分の提案をちゃんと「尻」まで聞いてくれる。そのように落ち着いてやりとりすると、自分ひとりでは決して作れなかった形や、構成や、物語に辿りつくことができる。この過程をみなさんと一緒に楽しんだ今回でした。
振り返りで、「人と作るのは、楽だった。」とおっしゃった方がいて「本当にそう!」と思いました。関係さえうまくいくなら、自分ひとりでやろうとするより、ずっと豊かなものを作ることができて、しかも楽チン。その鍵が『Yes and...』の考え方なのだと思います。まず、肯定する。受け入れることから始める。
そういえば、相手の提案に「でも....」って思う時、その「でも」の瞬間は相手の言葉の途中で既に起こっている気がします。相手の言葉を「尻」まで聴き取り、受け入れるだけの心のスペース。そのスペースが持てれば、きっと「でも....」とは別のアイディアがどこからか降ってくるのかな。
この3回、茨木市文化振興事業団に共催していただいて、みなさんにお会いして、本当に楽しくすごしました。この機会を用意して下さった財団に改めてお礼申し上げます。
次回の『ちょっぴり楽しい明日のための即興演劇講座』は大阪市立青少年センター和室702に戻り、4月21日(日)16:00〜18:30開催予定です。
また、茨木市で出会ったみなさんにもお目にかかれますように。
珠