『ちょっぴり楽しい明日のための即興演劇講座』2019/8/24 の記録

 こんにちは +link の山田珠実です。 
8月24日ワークショップ「フニャっとしたカラダで、失敗を楽しむ」終了しました。
ワークの流れをリストに残します。

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1 名前を覚えるワーク「〇〇さんの隣の隣の〜〜」
2 幸せなら手を叩こう
3 なんちゃって整体
4 ねニョロ
5 ビン・バン・ボイン
6 ビビリ ビビリ バ!
7 指差し名指し〜その1
8 指差し名指し〜その2
9 連想ゲーム(輪になって、リズムに合わせて)
10 「何やってるの?」の即興ゲーム
11 「さ行を言ったら、サヨウナラ」の即興ゲーム


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 4の「ねニョロ」というのは、野口三千三氏の発案によるペアワークワーク山田が30年近く前に参加した劇団では、毎回の基礎訓練として行なっていました。当時は、演劇をやっている人は誰もが知っているくらいにポピュラーなワーク。最近は、あまり行われていないように思いますが、身体感覚の準備としては、とっても有効です。

 ニョロニョロされる方の人は仰向けで寝ます。パートナーは踵を少し持ち上げて持ったり、手首を持ったりしながら、相方の体を揺すります。受け手は、自分の体を水袋のようにイメージしてできるだけポカンとしておきます。うまく力が抜けていれば、踵から頭頂まで、手首から全身へ体の中をさざ波が通り抜けていくのが観察できます。夏の暑さで筋肉がほぐれていることもあってか、みなさん上手にニョロニョロ、タプタプしていました。このワークで、重要なのは、相手に自分を委ねること。自身の体をコントロールしようとする無駄にリキみがあれば、それに気がついて手放すこと。

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 前半のボディワークを踏まえ、後半の「何やってるの?」のワークあたりからは、ちょっとずつ「失敗を楽しむ」というテーマに向かいました。やってみると躊躇なくシーンに飛び込むメンバーが多く、スピーディーにシーンが展開し、いい感じに軽やか。
振り返りで、参加者の一人が、「最初に体をほぐしたせいか、機敏に動けた。」と伝えてくれたのが印象的でした。
「無駄な力が抜ければ、機敏に動ける。機敏に咄嗟に反応する身体になっていれば、失敗が恐くない。」ということは、やっぱりあると、思います。
 これを書いている私自身は、身体が、勝手にぱっと動いちゃって、気が付くと「あれ!?」と失敗していることに気がつくパターンが、日常しばしば。もうちょっと、失敗に気をつけた方が良いタイプです。最後の「さ行」の音を使わないで会話するワークでも、三言目には失敗して、戻ってきても、また、失敗。でも、楽しかった。
 
 さて、次回は、気分を変えて「slow but steady ~ 急がば回れ」というテーマで開催いたします。
 目の前に起こっている変化について「落ち着いて感覚すること」「慌てることなく判断すること」を練習したいと考えています。秋ですので。
 
ご予定合えば、是非、ご参加下さい。