『ちょっぴり楽しい明日のための即興演劇講座』2019/7/21 の記録
こんにちは +link の山田珠実です。
7月21日ワークショップ「のびやかに、言葉を届ける」終了しました。
マサコッティと「言葉」について考えるうちに、まず今回は声にこだわってみようと相談し、以下のような構成となりました。
ワークの流れを忘備録としてリストを残します。
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1 ひとこと自己紹介 (話になってぐるり、3周回しました。ちょっとずつその人の情報が増えていくのが楽しい・・・。)
2 もも、もも、もも (イタリア人のマスクプレヤーに教えてもらった、場に集中し続けることを促すゲーム)
3 軽〜く、股関節と背骨周りのストレッチ
4 ハンズファイト(ペアになって、Aは相手の手を叩く、Bは叩かれないよう逃げる)
5 お腹から声を出して、その響きを感じてみる(ペアで互いに押し合いながら)
6 相手に声を届けるワーク(床に寝て立ち上がる。身体を運用しながら、声がぶれないように、お腹まわりで声をコントロール)
7 指差し名指し〜その1(Aが室内の物を指差し、Bは出来るだけ素早く、その名前を言う)
8 指差し名指し〜その2(Aが室内の物を指差し、Bは出来るだけ素早く、全く無関係な物の名前を言う)
9 連想ゲーム(輪になって、リズムに合わせて)
10 シェアードストーリー〜その1(輪になって、シンデレラのストーリを一文ずつの持ち回りで即興で語る)
11 シェアードストーリー〜その2(指揮者役1名と、語り部役3名で話を即興で語る)
12 指揮者の練習
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6の「相手に声を届けるワーク」は鴻上尚史の本で知った俳優のためのワーク。時々ワークショップで試しますが、やる度楽しいです。
相手の声を受け取る役になってみると、声が響いている時、その空間は確かにその人の身体の拡張エリアなのだということがよく分かります。
声と身体が、一緒に近づいて来て、「あ!!今、自分に届いた。」と感じ取れた場合は、その人の身体のエリアと自分のエリアが出会ってちょっぴり溶け合うような感覚が得られます。
いつ声を発し始め、どのように声の終わりを作るか、音楽的にこだわりこともできますし、なめらかな身体の動きにこだわることもできます。
でも結局は、音楽的な感覚と動きはひとつのものとして、訓練して、磨いていくものなんですね。どうも、私は、この手の『訓練』がとっても好きみたいです。
大人になってなお、のびのびした気持ちを保って生きるには、土台となる身体的な安定、呼吸の深さ、広い視界はとっても大きな助けです。
そして、これらは、訓練できるのです!
より自由であるために、ちょっとずつ訓練するのって、結構楽しいような気がしています。
珠